せっかく沖縄で注文住宅を建てるのなら、イメージにぴったりのおしゃれな家を建てたいですよね。ただ「おしゃれな家」とひと口に言ってもデザインはさまざまです。
そのため沖縄の注文住宅プランニングでは、まずオーナーやその家族がイメージする「おしゃれな家」とはどのようなスタイルなのか、内観と外観イメージを絞っていく必要があります。
さらにオーナーが希望する家の構造(在来工法やツーバイフォーなど)や、住む地域の街並みや制度によって、できる範囲が限られてくることもあるので、最初に決めると便利です。
さらに、日ごろ沖縄注文住宅に馴染みのない方々であれば、そもそもどのようなスタイルの家があるのかもあまり知らないことが多いのではないでしょうか。
そこで今回は、沖縄で注文住宅を建てる時のプランニング最初の一歩となる、外観イメージの決め方についてお伝えします。どうぞ参考にしてください。
※ 内観イメージについては別記事「沖縄の注文住宅プランニング☆理想の内観イメージを決める」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。
沖縄の注文住宅プランニング☆
憧れの外観イメージを絞る
外観イメージを決める要素
沖縄の注文住宅は土地選びから始まりますが、土地選びを進める前に外観イメージは定めておいた方が良さそうです。
…と言うのも閑静な住宅街であれば都市計画によって、建物の高さが決まっているなど、制限がある可能性が出てきますし、あまりにも周辺とイメージが合わない外観になると浮いてしまい、ご近所づきあいまで上手くいかなくなるケースもあります。
このような事柄も含めて、沖縄注文住宅で外観イメージを絞っていくためには、5つの要素がポイントになると考えてください。
【 沖縄の注文住宅☆外観イメージを決める要素 】
① 住むエリアの景観とのバランス
→ 周辺環境とのバランスは今後の近所づきあいにも影響します。また、家は10年・20年と長い時間を共に住むパートナーですので、後々まで飽きずに住まうことができる家の外観がベストです。
② 機能性
→ 沖縄の注文住宅では頻繁にくる大型台風や高温多湿の湿気によるシロアリ対策など、必須次項が多々あります。住宅街であれば耐火性のある資材が不可欠ですし、耐久性の高い構造になるため、その構造や資材に見合った外観イメージづくりもポイントです。
③ 予算とのバランス
→ 敷地面積など家自体の広さはもちろんですが、狭い敷地内でも充分におしゃれな家は建ちます。
※ ただ、家の広さの他にも屋根の造りや外壁などで使用する資材選びでも、予算が大きく変わりますので、予算とのバランスを見ながら、それぞれの予算内でおしゃれな注文住宅ができるよう、外観イメージを絞ってください。
④ 庭を作るなら、外観とのバランスを考慮する
→ 沖縄の注文住宅では庭付きが人気ですよね。家族でバーベキューをしたり、家庭菜園を楽しむことができますが、庭にもデザインがあります。
※ 洋風のイングリッシュガーデンを好むのであれば、沖縄注文住宅も洋風の家と相性が良いですし、カジュアルなスタイルであればアメリカンテイストの住まいが似合う傾向です。
⑤ オーナーのイメージ
→ もちろん、長年のパートナーとなる住まいイメージですから、オーナーの理想とするイメージは基本ですよね。上記の条件を確認してバランスを採りながら、どこまで理想イメージに近い外観が実現するのかを検討してください。
また沖縄注文住宅で外観のイメージを広げていく時には、新居でのライフスタイルまでイメージしていきますが、その暮らしを快適にするスペースや条件を中心にした家づくりもおすすめです。
例えば沖縄の注文住宅では、サーファーズハウスが人気がありますが、広いウッドデッキに野外シャワースペースを設け、サーファーが毎日サーフィンを快適にできる家になっています。
外観イメージのスタイル
沖縄の注文住宅の外観イメージを絞っていくには、一般的なスタイルを知っておくと、好きなイメージを発見しやすいですよね。
現代ではひとつのスタイルのなかでもさらに派生していて、和風の家も和風モダンや純和風などがあります。
…ここでは、大まかなスタイルをいくつかお伝えしますので、参考にしてください。
【 沖縄の注文住宅☆外観イメージを決めるスタイル 】
① シンプルモダン
→ 近年の沖縄住宅で最も多いスタイルのため、シンプルモダンデザインの規格住宅も多いです。おしゃれなのにデザインによっては、建築コストを抑えることもできます。
※ さらに最近では3階建てのシンプルモダンも見受けるようになりました。狭小住宅では上の空間を生かして3階建てにすることで、延べ床面積を広げることも可能です。
② 現代和風・和洋折衷
→ 沖縄の注文住宅の和風住宅の場合、シンプルモダンを取り入れた和モダンスタイルや、洋風の要素を含めた和洋折衷デザインが多くなりました。
・ 和モダン
・ 和洋折衷デザイン
③ 欧風・南欧風
→ 同じシンプルデザインでも、シンプルモダンでは真四角型の屋根が一般的ながら、欧風デザインでは三角屋根(切妻屋根)などが多いです。
・ 石造りの白い外壁&三角屋根の欧風スタイル
・ 赤瓦に漆喰などの塗り壁のプロヴァンススタイル
…などが人気です。
シンプルモダンや欧風スタイルなどは、最近の「規格住宅」にも多く見受けます。
「規格住宅」とは、フルオーダーで建築できる沖縄注文住宅に対して「セミオーダー」とも言える建築スタイルで、提案された複数の間取りや外観から、気に入ったタイプをセレクトできるため、「カスタマイズ住宅」とも言われます。
この規格住宅で、自分の外観イメージと重なったプランがあるならば、沖縄の注文住宅よりもぐっと建築コストを抑えることができて便利です。
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屋根や外壁の資材
沖縄注文住宅で外観イメージを左右するのが、屋根の形や外壁です。また屋根の形や外壁は外観イメージばかりではなく、予算面でも大幅に変わってきますので、理想のイメージと予算のバランスを取りながら決めてください。
【 沖縄の注文住宅☆屋根の種類 】
① 切妻屋根 → 前述した欧風スタイルの家などで使われる屋根です。
② 陸(ろく)屋根 → シンプルモダンスタイルやローコスト住宅で用いられます。また、屋上テラスを作りたいなどの場合にも陸屋根が使われます。
③ 片流れ屋根 → コチラもシンプルモダン、ローコスト住宅に多い屋根です。斜めの傾斜が太陽光を受けやすく面積も広がるため、太陽光発電システムを備えたい場合などにも用いられます。
④ 寄棟屋根 → 4方向全てに板を設けるので、比較的割高になりやすい屋根ですが、雨風にも強く日光にも強いです。
現代の沖縄注文住宅では、シンプルな家づくりに人気が集まっていますので、シンプルモダンをイメージさせる陸屋根や片流れ屋根は人気です。
この他、シンプルながら温かみも感じさせる屋根として切妻屋根もしばしば見受けることができます。
【 沖縄の注文住宅☆壁 】
① ガルバリウム鋼板 → 近年のスタイリッシュなシンプルモダンな家に人気の壁材がガルバリウム鋼板です。素材は金属となり、おしゃれで軽量ながら耐震性には優れている点が評価されています。
② 塗り壁 → 南欧風などに多い壁材が塗り壁です。モルタルに塗り付ける手法ですが、高級な住まいの時には職人が手作業でコテ塗りを施し、温かみのある風合いを出すことも多いです。
③ サイディング → 一般的にはセメント&繊維の壁材であるサイディングが使われます。工期も掛からないうえに耐震・耐火性にすぐれ天候・気象にも強い傾向にあります。
最後のサイディングは、今となってはそれぞれの業者でさまざまな効果が宣伝されているので(例えば色褪せに強いなど)、建築業者に特徴を確認してから選ぶと良いかもしれません。
また、近年人気のガルバリウム鋼板は10年・15年を保証を付けてくれる業者もあります。錆に耐性があるのでメンテナンスもしやすいものの、後々塗り替えが必要になった時にはムラが出やすい素材なので、職人の腕に頼る部分もあるかもしれません。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅で外観イメージを絞っていく時に役に立つ、外観イメージを絞っていくポイントや一般的な外観スタイルの種類、外観を決める資材となる壁材や、屋根の形状についてお伝えしました。
沖縄の注文住宅プランニングで外観イメージを構築することは、最も楽しい作業のひとつです。
セカンドハウス(別荘)として沖縄の注文住宅を建てるのであれば問題ありませんが、住まいとして建てるのであれば、あくまでも将来的に10・20年と長きに渡り住むことになる点は注意をしてください。
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まとめ
外観イメージを決めるポイントとは
・周辺との町並みのバランスを見る
・予算とのバランスを見て外観を決める
・将来的にも飽きないデザインを選ぶ
・屋根の形や壁の資材選びで予算も決まる