親族のつながりも深い沖縄の注文住宅では、ホームパーティができる家のニーズも高いです。週末のホームパーティと言うほど、気合の入った集まりではなくとも、日ごろから親戚や友人・知人が気軽に集まることができる家だと、賑やかで楽しいライフスタイルが実現しそうですよね。
沖縄の注文住宅に多いサーファーズハウスなども、サーファーやダイバー仲間が海帰りに気軽に集まってのんびりしたり、食事を楽しむスペースを最初から設計する方は多いです。
特に沖縄の注文住宅に多い別荘(セカンドハウス)になると、できるだけ多くのゲストがリラックスできるゆったりとしたLDKを中心にした造りが増えます。
そこで今回は、沖縄の注文住宅のなかでも、ゲストがゆったりとくつろぎながらもオーナーにとっても負担になりにくい、ゲストをもてなす家づくりのポイントをお伝えしますので、どうぞ参考にしてください。
沖縄でおしゃれな注文住宅☆
ゲストをもてなす家
オープンにするかクローズドにするか
ゲストが頻繁に出入りするお家が、沖縄の注文住宅を建てるのであれば、まずは「プライベート空間をどこまで守るのか」の線引きから始めると、後々とても便利です。
例えば、夜遅くまでゲストが集う沖縄の注文住宅であれば、寝室や子ども部屋はゲストから見えないようにして、バスルームや手洗い場などの生活導線と、ゲストが入ってリビングでくつろぐ導線を全く離した設計にする方法があります。
…ここで、沖縄の注文住宅では要望が家庭によって大きく分かれるのが、キッチンです。
【 ゲストをもてなす沖縄注文住宅☆キッチンはオープンか、クローズドか 】
① キッチンスペースをオープンにする
→ オープンキッチンにしてキッチン前にもカウンターを置き、料理をしながらもゲストとの会話を楽しむことができるスペースも人気があります。また、アイランドキッチンにしてしまい、ゲストが自由に料理を作ったり、ドリンクをセルフサーブするスタイルも、オーナーに負担が掛からず人気です。
② キッチンをクローズドにする
→ キッチンを完全クローズドにすることで、料理でちらかったキッチンを見せずに済みます。また、臭いも部屋中に広がらない点もメリットです。
気のおけない両親や親族が頻繁に集まる沖縄の注文住宅では、キッチンをオープンスペースにしてお互いに料理をしたり、片づけをしたりしている家庭が多くありました。
また、友人知人が集まる家でも前述したように、サーフィンの後など、日ごろから気軽に頻繁に集まったり、ホームパーティをしてもゲストがそれぞれ一品持ち寄りスタイルで開催するケースが多い傾向です。
一方、クローズドキッチンに多いのはホームパーティを頻繁に催す家庭の他、オーナーが料理上手で、料理をゲストに振る舞いたい家庭に多い傾向がありました。料理好きのオーナーは、気を散らさずに料理を楽しみたい、披露したい想いもあるのかもしれません。
ゆとりあるLDK
たくさんのゲストが集まる沖縄の注文住宅を目指すのであれば、ゆとりのある広いLDKスペースは必須です。あまりに窮屈なスペースでは、ゲストも落ち着きませんよね。
ですから、広いLDK空間を中心とした間取りの沖縄注文住宅を建てることが多いのですが、敷地面積などの都合上、思うように広い空間を保つことができないケースも多いです。
このような場合には、①ゲストが集まるスペースを別に設けたり、②ベランダをリビングからグンと広げてアウターリビングにする他、③ウッドデッキを設けてガーデンパーティを楽しむ人々も多く見受けます。
【 ゲストをもてなす沖縄の注文住宅☆ゆとりあるもてなしスペース 】
① ゲストが集まるスペースを別に用意する
→ 沖縄の注文住宅で多いケースがガレージです。ガレージと言うと殺風景な気もしますが、アメリカンテイストのおしゃれなガレージにして、シャッターを半開きにした状態で、まるでキャンプを楽しむようにくつろぎます。
② アウターリビングにする
→ ベランダとリビングスペースの敷居を無くして、リビングから一直線にベランダへと繋がるような設計にして、屋外スペースにも家具を配置することで、広い空間が生まれる方法です。
③ ウッドデッキを設けてガーデンパーティ
→ リビングルームから繋がるウッドデッキで、窓を開放してくつろぐスタイルとなり、特にサーファーなどマリンスポーツを楽しむ仲間が集まるスペースとして人気があります。
③のウッドデッキとアウターリビングは似ているようにも思えますが、ウッドデッキの場合には室内と屋外がはっきりしているために、サーファーなどマリンスポーツを楽しむ仲間が、海帰りに屋外シャワーを浴びて、そのままウッドデッキでくつろぐことなどができるため、サーファーズハウスなどに多い造りです。
②のアウターリビングは最近沖縄注文住宅で人気の設計ですが、人通りが多くプライバシーが気になる沖縄の注文住宅の場合には、敢えて二階にアウターリビングスペースを設けるスタイルも人気があります。
広い土間と駐車場
沖縄の注文住宅でゲストを招き入れるには、やはり広い駐車場スペースは必須です。海沿いなどのカジュアルなビーチハウススタイルであれば、敢えて広い芝生スペースを設け、自由に車を駐車できるようなスペースも多くあります。
【 ゲストをもてなす沖縄注文住宅☆広い土間 】
★ 多くのゲストが集まる家であれば、それだけ玄関スペースにもゆとりがあると便利です。
→ なかには、広い土間玄関から続くようにリビングルームへ繋がる造りも多く、先に来ていたゲストやオーナーがくつろぎながら、迎え入れるアットホームな空間が生まれます。
最近では土足でそのままくつろぐことができる、広い土間を玄関ホールに設けた「土間リビング」「玄関リビング」などのスタイルも見られるようになりました。このタイプも汚れを気にせずに済むので、マリンスポーツやアウトドアを愛する人々に向いています。
トイレは2つあった方が良い
沖縄の注文住宅で後々最も後悔したとして、後々後付けすることもある設備が2つ目のトイレ「ゲストトイレ」です。いつも清潔にしておきたいトイレですが、誰もが日常的に利用するトイレですから、なかなか完璧にはなりません。…とは言え、トイレが清潔であることは、最低限のマナーですよね。
ですから、ゲスト用のトイレと家族用のトイレを2つ用意することで、常にゲスト用トイレが掃除しやすく、清潔に保つことができます。
【 ゲストをもてなす沖縄の注文住宅☆ゲストトイレ 】
★ ゲストトイレを採用するポイントは、家族用は家の奥に配置し、ゲスト用は玄関近くに設置して、ハッキリと区別をつけることです。(上の平屋間取り図が参考になります。片方は玄関ホールすぐ脇に設置され、もう片方は家の奥に配置する設計です。)
→ また、ゲストトイレのクロスやタイルはネイビーや深みのあるグリーンなど、深い色目を合わせることで、汚れが目立ちにくい傾向にありますので、大勢のゲストで汚れたとしても、その都度都度の清掃をせずにすみます。
サーファーズハウスなどでのゲストトイレは、屋外に設置しているケースもありますが、これは屋外シャワー設備も完備した家で、サーファー仲間などが海の帰りに立ち寄り、屋外シャワーを利用するついでに、ゲストトイレを利用するケースなどが多いようです。
広い庭でバーベキューやガーデンホームパーティを楽しみたい方には、屋外ゲストトイレも良いかもしれません。
最強和室スペース!
ファミリー層が集まるゲストをもてなす沖縄の注文住宅であれば、和室スペースがあるととても便利です。特に子育てまっただ中の赤ちゃんや幼児が集まる家であれば、オムツ替えや寝かせるスペースにもなります。
【 ゲストをもてなす沖縄の注文住宅☆和室スペース 】
★ まだ授乳中の赤ちゃんがいる家庭では、授乳時の目隠しとなるように開け閉めできる襖を設けるとより便利です。リビングと和室の区別を付けるため、少し段差を付けるデザインが人気があります。
→ 反対にサンクンタイプ(段差を下げた)和室スペースにすると、より落ち着いた空間ができますので、大勢のゲストでちょっと人疲れした時に、休むことができるスペースにもなりますし、日ごろはミニ書斎としても活躍して便利です。
和室スペースと言うと割と広い空間をイメージしますが、そんなに大きな空間でなくても充分に機能を発揮してくれます。階段下のちょっとしたスペースでも充分ですし、日ごろからゲストの多いオーナー家族に赤ちゃんがいるなどの事情があれば、キッチン脇に小さな和室スペースを設けても便利です。
いかがでしたでしょうか、今回はゲストをもてなす沖縄の注文住宅について、快適にゲストをもてなすことができる家づくりのポイントや注意点をいくつかお伝えしました。
県外からの友人知人が集まるなどの場合には、(飲酒運転の問題もありますから)気軽に寝泊りできるスペースがあっても良いかもしれません。サーファー仲間のように、より気軽にカジュアルな集まりが多い場合には、前述したようなガレージハウスにロフトを設けて、眠れるようなスペースを設けるケースもありました。
もちろんママ友など普通の仲間であれば、プライベート空間を保つことができるようなゲストルームを用意しておくと便利です。
このように「ゲストをもてなす沖縄の注文住宅」と言っても、どのようなゲストが集まるのかで家づくりも変わってきますので、実際に集まるであろうシーンやゲストをイメージして、家づくりを進めてみてはいかがでしょうか。
【 ゲストをもてなす沖縄注文住宅☆ウッドデッキと吹き抜けの家 】
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まとめ
快適にゲストをもてなす家のポイント
・オープンスペースとクローズドスペースの線引きをする
・キッチンはオープンかクローズドかを決める
・ゆとりあるLDKを中心にした間取り
・アウターリビングやウッドデッキで空間を広げる
・ガレージを集まるスペースにするアイデアもアリ
・広い玄関と駐車場スペースは必須
・ゲストトイレがあると便利
・和室スペースがあると便利