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【沖縄の注文住宅】ゾーニングってなに?家づくりの最初の一歩

【沖縄の注文住宅】ゾーニングってなに?家づくりの最初の一歩
沖縄で注文住宅を建てる醍醐味は、自分達の理想の家を実現することですよね。そんな沖縄の注文住宅プランニング、最初の一歩が「ゾーニング」です。

「ゾーニング」とは、リビングダイニングやキッチン、和室・洋室、子ども部屋などの部屋を、家のどの辺りに配置するのかを、大まかに決める作業を言います。

沖縄の注文住宅ではまず土地探しですが、土地が決まって容積率や建ぺい率が分かれば、自然と家の大きさが想定できますので、この段階でゾーニングが可能です。

多くの人々が沖縄の注文住宅を建てることには慣れていませんから、ついつい平面でプランニングしてしまいがちですが、このゾーニングでは階段や吹き抜けなどの要素も考慮して、家は3Dであることを意識しなければなりません。

この3D(立体)であること、あくまでも居住空間であるため、他にもいくつかのポイントがあります。

そこで今回は、沖縄の注文住宅プランニングの最初の一歩、ゾーニングの進め方やポイントをいくつかお伝えします。どうぞ参考にしてください。

 

【沖縄の注文住宅】
ゾーニングってなに?家づくりの最初の一歩

 
吹き抜けリビング木立ホーム

ゾーニングのポイント

ゾーニングのポイント
沖縄の注文住宅では多くが家族である程度のゾーニングができれば、その希望を基にしてプロの設計担当者が図面に起こす流れが多いです。

ですから施主家族は沖縄の注文住宅プランニングにおいて、設計の専門知識は必要ありませんが、冒頭でお伝えしたように1階・2階…と平面で考えるのではなく、上下がつながった3Dであることは意識して進めてみてください。

【 沖縄の注文住宅☆ゾーニングのポイント 】

● ゾーニングでは、下記3つの空間にカテゴリーを分けてまとめると進めやすいです。
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(1) パブリックスペース → 共有スペースです。リビングやダイニングがこれに当たります。一般的には一階に集約しますが、最近では通風や採光の良い環境として、敢えて2階リビングの設計も増えました。

(2) プライベートスペース → 私有スペースです。主には子ども部屋などがプライベートスペースに当たりますが、最近では新型コロナ感染拡大によって、書斎ニーズ(※)も増えています。

(3) 水回り・収納 → キッチンやバスルーム、トイレなどです。このスペースは家事導線や生活導線と言った、楽な暮らし快適な暮らしに直結する「導線計画」に深く影響してきます。

※ イメージとしては、この3つのスペースを色分けしてゾーニングし、それぞれ均等に3分割できているように仕上げると、ムリのない配置です。

(※)書斎ですが、新型コロナ感染拡大を受けてテレワークが普及し、2020年度から沖縄の注文住宅では、テレワークスペースとしての書斎やワークスペースの確保が優先順位上位に上がるようになりました。

そこで多くの家庭で問われるのは、書斎(ワークスペース)をパブリックスペースとして取るか、プライベートスペースとして取るか…、です。

【 沖縄の注文住宅☆書斎(ワークスペース)の捉え方 】


(1) 子どもが就学前の沖縄注文住宅

→ 書斎(ワークスペース)をパブリックスペースにするケースが多いです。キッチン横やリビングの壁際などに配置したり、家事や育児と両立するために、小さなワークスペースを家のあちらこちらに設置する事例もありました。

(2) 子どもが小学生までの沖縄注文住宅

→ 書斎(ワークスペース)を半プライベートスペースとして設置する家庭が増えます。子ども達を確認しながら仕事ができるよう、ロフトや中階段スペースに設けたり、ドアを閉めない小さなスペースをリビングに設置するなどです。

(3) 子どもが中学生以上の沖縄注文住宅

→ 完全なプライベートスペースと捉える家庭が多いです。ネットを利用した会議でも家族の音が入らないよう、扉もしっかりと設けるタイプで、本格的にテレワークへ移行する事例では、玄関を別にするケースもありました。

2020年の流れでは、小さな書斎(ワークスペース)をゾーニングの最後に付け加えるような設計が増えています。

階段下や中階段、玄関脇のウォークインクローゼット空間などなど、デッドスペースを上手に書斎やワークスペースへ転換する事例も多いです。

※ 書斎に関しては別記事「沖縄の注文住宅で快適な在宅勤務☆集中できるワークスペースの条件」などでも詳しくお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。

 
シンプルリビング木立ホーム

沖縄の注文住宅は3Dで考える

また、沖縄で注文住宅を建てる人々がゾーニングを進めていて、ついつい忘れてしまいがちなので、家は3D(立体)であると言うことです。

特に沖縄の注文住宅では平屋も人気がありますが、平屋の上に屋上を設けることも多いですよね。最近では屋上にテラススペースのような半部屋を設ける要望もありますが、ここの用途をスポーツジムにしたために、階下では音が激しかった…などの事例があります。

【 沖縄の注文住宅☆3Dで考える 】

● このように2階建て・3階建てでは上の階と下の階の繋がりを考えてゾーニングをしなければなりません。

(1) 階段・吹き抜け → 当たり前ですが、同じ位置に設置してください。

(2) 騒音に配慮 → 上記のようなジムスペースの他、2階子ども部屋の下や、1階水回りスペースの上階などでは、騒音が気になるケースが見受けられます。

例えば、水回りは配線的にも1階と2階は同じ位置で合わせておくと騒音などでの不便は感じにくくなりますし、収納スペースやベランダスペースの下にキッチンを設ける方法なども一案です。

また、吹き抜けの家などは上から下への風が通りますよね。このように左右や上下の通風や採光環境も鑑みたゾーニングが、後々快適な暮らしへと繋がります。

(採光や通風環境については、別記事「【沖縄の家づくり】快適な暮らし☆採光と通風環境がポイント」でお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。

 
カスタマイズリビング木立ホ

導線計画を意識したゾーニングで快適な暮らし

導線計画を意識したゾーニングで快適な暮らし
沖縄の注文住宅で快適な暮らしを目指すのであれば、採光や通風環境はもちろんながら、「導線計画」がポイントです。

導線計画を念頭にゾーニングを進めることで、毎日の暮らしにおける「無駄な動きやロス」が少なくなり、家事の時短になったり、スムーズな朝の準備に直結します。

【 沖縄の注文住宅☆導線計画で快適に暮らす 】

● 毎日の暮らしで家族が動く流れ(道)が「導線」です。導線計画では下記3つの導線を意識してゾーニングを進めてください。

(1) 家事導線 → 炊事洗濯、掃除などなどで動く導線です。一般的には水回りを一直線に集約した導線や、くるっと回ることができる回遊型導線が良いと言われています。

(2) 生活導線 → 家族が日々の暮らしのなかで通る導線です。特に朝の準備は習慣化していますので、この導線をスムーズにすることで、毎朝ストレスなく出勤・通学ができます。

(3) 来客導線 → お客様が来た時に客室まで通す導線です。多くは来客導線から視野に入る位置に家事導線・生活導線がぶつからないようにゾーニングを進めます。

特に沖縄の注文住宅はファミリー層が多いですので、朝の準備における生活導線と家事導線がぶつからないように配慮できればベストです。

家事導線はどうしても生活導線と重なりがちですので、水回りの入り口を広く設けたり、家事導線を回遊型にするなどして、複数の導線を設けるなどして工夫をします。

※ 重なる部分もありますが、導線計画については別記事「【沖縄の注文住宅】快適な導線計画☆暮らしやすい家」などでもお伝えしていますので、コチラも併せてご参照ください。

 
吹き抜けリビング木立ホーム

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の注文住宅プランニングの最初の一歩となる「ゾーニング」についてお伝えしました。

ローコスト住宅のひとつのスタイルとして、沖縄では注文住宅と建売住宅の良いところ取りをしたような規格住宅人気が出てきましたが、ここでもシンプルな家を基準にして、1階部分にガレージを加えたり、屋上部分にテラスルームを設けたりと、選ぶことができます。

まるでゲーム内で家を建てるような感覚ですが、これもゾーニングのひとつと言えるのではないでしょうか。

ただゲームと違い実生活なので、ゾーニングでは上下階の騒音や階段などの統一の他、通風環境による空気の流れも配慮し、ガレージであれば排気ガスや、キッチンの匂いなどがムリなく外へ流れるような配慮も必要です。

まとめ

ゾーニングってなに?快適な暮らしのポイント

・ゾーニングは大まかな家の配置を決める作業
・水回り、プライベート、パブリックの3つに分ける
・3つのスペースはそれぞれ均等に分けるのが理想的
・2階建て以上は上下の関係も意識する
・導線計画に配慮したゾーニングで快適な暮らし

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